スタッフ通信


VOL.36 2009/12
新3カ年計画
 寒風が吹き荒れる2009年。アナタにとって今年はどんな年でしたか?
 当社オフィスヒュートにとって今年は短期3カ年計画の最終章として、すべての店舗出店を凍結し、あらゆる部分の洗浄、洗濯を実行してきた1年でありました。それは「修復」の年として位置づけ、既存店の修復、企業の修復にあてた期間とし、社内整備を整え、企業基盤を固め、更なる成長と復活の為の準備期間として、実に地味で目には見えない様々な事に取り組んだ今期でありました。
 この間、政権は変わり、飲食市場は極めて厳しく、この国を取り巻く環境は想像を絶する混迷の中へと突入してきました。飲食競合店の新規出店は著しく、中でも他業種からの参入などにも拍車がかかり、長い飲食事情の中でも極めて珍しい環境の1年であったといえるでしょう。そういう意味では、今年の飲食市場は「激変激落」の年と名付けてもいいくらい、実に激しく実に暗く変異した中にあったともいえるでしょう。
 さてさて厳しい厳しいをいくら連呼してみたところで何も始まりません。当社オフィスヒュートは更なる進化と成長に向けた、新たなる新3カ年計画をここに打ち立てました。
 2007年度を「攻勢」の年とし、2008年度を「傷戦」の年、そして本年2009年度を「修復」の年として、3カ年計画を実行してきた訳ですが、新たなる来期2010年度を当社は「攻補」の年とし、新規に2店舗の出店を行って参ります。厳しいデフレの中、物件の取得金額や設備投資の市場価格も下がっている事を好機とし、来年度を、新しい形での攻撃とすべてに対する補いの年と位置づけます。いわば攻撃をしながら今だ癒えていないすべての箇所を補い続けて修復を行うと言う意味です。社内の整備も完璧と言うわけではありません。人材の評価システム、店舗の運営システム、経営管理やコストマネジメントの仕組み作り、ありとあらゆる企業改革を行いながら更にチャンスを逃さず、近隣エリアに2店舗の出店を行う事としています。
 更に当社は現在、既存スタッフの独立システムを作成し、関係機関にもこれを明示し、実行していこうと考えています。いわば夢を叶える会社として、希望をつなぐ会社として、求められている事を淡々と実行していく。そのひとつが社員の独立システムであるという事なのです。
 また当社は2011年度に3店舗の出店を実行して参ります。これを「復活」の年とし、2012年度は更に傷を癒すべく、すべての出店を凍結し「補完」の年にする事としています。
 これを2010年度から始まる新3カ年計画とし、拡大ではなく成長、華やかではなく地味であり、躍進でなく前進の言葉がふさわしい企業となるべく、経営幹部陣はその実行にすべての力を注いで参ります。
 来年度、当社は創業して10年目を迎える事となります。
私は飲食を通じて、人とふれあい、共に成長し、そして出会えてよかったと言える会社を理想として、今まで地道にみんなと共に商いを行って参りました。
 一体なんのために人は生きているのか? 商人として一体なんのために私たちは存在するのか? この疑問を自己に問い続けてきた数年間であったように思います。
 私はこの会社を大きくしたい! なぜならばそうすることでたくさんの幸せがみんなと共に享受できると信じて疑わないからです! 
 社会に還元し、そこで働く人々に還元される。そんな会社を私は目標としています。企業として、幾久しく、より多くの人々に愛され続ける事。そしてそれは企業のボリュームとしての成長過程を通じ、人間的成長を遂げる事。
 企業が企業として、その存在を幾久しく認知される為には、当然に計画的企業経営がどうしても必要となってきます。またそれと同時に企業が人を守り育てていく為には、そこで働く人と共に理念を共有し、理解を受けながら歩んでいかねばなりません。
 繰り返します。私は皆と共に歩み、共に成長し、共に出会ってよかったと思えるような、そんな企業体を作りたいと考えています。
 今これを読んでいるアナタと共に、心から成長できたと思える企業。心から出会ってよかったと思える会社。そしていつか必ずアナタの夢や希望を叶えられる組織。そんな企業体の姿を私は理想としています。
 よく尋ねられる質問があります。「アナタの事業としての目標はなんですか?」と。
そしていつも私が答える答えは同じです。「はい。目標ではなく通過点に過ぎないですが、企業上場です」と。・・・その後、だいたいは笑われ、バカにされるので最近ではあまり口にはしませんが、いつも心は同じです。
 私は、どうしても、どうしても、人々を幸せにしたい! どうしても、どうしても、幸せを志して生きていきたいと考えています。
 死んだ祖父が私につけてくれた名前の意味はそういう事だったのかなぁと感じる年の瀬。アナタにとっての安らぎや幸せとは一体どんなものですか? アナタは将来にどんな夢や希望を抱いていますか? 目標は何で何を求めて日々を生きていますか? 
私はアナタのすべてを叶えたい。その為には事業としてのボリュームは当然の事ながら、これに見合う中身が、会社にも、そしてそこで働く人々にも、必要となって来ると考えているのです。
 今、当社は猛烈にアナタの力を求めています。
 アナタと共に成長したいと考えています。
 アナタの人間的成長が会社の成長であり、歩んで来た軌跡であると考えています。
 苦難と言える今の時代。目標をしっかりと見据え、目標に達する道筋にどんな力をどんな形で注いでいくのか。
 私はアナタと共にこの道が困難で厳しくても、力の限り歩んで行きたいと考えています。さすればきっと陽の光は明るく、アナタに注いでくれる事であると信じて疑いません。
 今年1年はアナタにとってはどんな1年でしたか? 成長が出来たと思えた人もそうでない人も、来年は是非とも一緒に成長し、心から充実した1年だったと言えるようになるといいですね。
 未来は必ずやって来ます。可能性はどんな時にでも絶対にゼロではありません。こんな時代だからこそ、いつの時も、希望や夢や目標だけは失わず、日々元気を出して、明るい明日を創造しましょう。
 今年1年間、本当に本当にお疲れ様でした。来る2010年がアナタにとって幸せであり、有意義な1年である事を心から祈って・・・。オフィスヒュート代表 達川 寿志


もしわれわれが空想家のようだといわれるならば、
救いがたい理想主義者だといわれるならば、
できもしないことを考えているといわれるならば、
何千回でも答えよう。

「そのとおり」だ、と・・・。

チェ ゲバラ

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