スタッフ通信


VOL.18 2008/06
成長と笑顔と飲食店

 今年度の年間経営方針にて、当社は前半を攻撃の期間と位置づけて出店を行い、また後半を守備の期間として人材教育とスタッフの成長に大きく力を注ぐ計画を立てています。現在数多くのセミナーや勉強会を幹部スタッフに受けていただき、またその他のスタッフに対してもこの下期、たくさんの勉強をしてもらい、組織として、また人として、今より明日、明日より明後日と成長できる、そんな企業・店舗を私は目指しています。
 飲食業という商売はいつの世の中においても存在し、時代時代の中でその様態を変えてきました。現在は飲食業界にとって冬の時代と言われ、業界規模も縮小傾向にあります。そのような厳しい状況の中で私が目指す当社の理想像は、共に成長できる集団です。私はこの仕事を単なる飲食業としては捉えていません。私はこの仕事を、人としての成長道場であると考えています。
「飲食店は人間成長道場ナリ」これが私の根底にある大きな考え方です。
アナタは人として成長したいですか?
 アナタは人の役にたちたいですか? 私が目指す店舗像、それは皆を成長させ、この会社にいて良かったなと思える、そんな組織なのです。その為にアナタの周りの多くの人々が存在するのです。人を幸せに出来るよう笑顔や小さな努力をしよう。私はいつもそう考えています。お客様に「ありがとう」と言われる事の喜び。人の役に立つことの幸せを、私はこの仕事で皆に感じてもらいたいのです。それはやがて自己成長の兆しとなり、この会社にいて良かったと思えるようになる。そんな店舗像が私の目指す理想像なのです。たかが飲食店と思うなかれ。私たちは実にたくさんの人々を今まで笑顔にしてきた実績があるのですから。
 アナタは人として成長したいですか? アナタは人の役にたちたいですか? アナタの考える幸せ像って一体どんなものですか? 私はそれをどうしても実現したい!! もちろんアナタもその為に成長して下さい。自分の幸せは自己成長の中にあるものです。そして欲求の実現には周囲の理解が不可欠であることも事実なのです。
 アナタは周りのスタッフの為に一体何が出来ますか? 周りのスタッフに出来るその何かが、実はアナタが受ける成果なのです。今、成長したいって思わなかったとしても、それは別段不自然なことでもありません。自分と周りの人々の笑顔がそこにあれば、人生はあながち幸せなものですし、やがて成長を求めている自分自身に気付くことでしょう。その為にも「美味しいはニッコリにつながる」の当社の礎を、いつも忘れないでいてもらいたいのです。
 「そんな理想や下らない夢を語ってみたって、現実なんてもんは・・・。」この文章を読んでそんなネガティブな何かを思ったのなら、その瞬間にアナタから幸せは遠のいたはず。今からでもぜんぜん遅くはないです。今自分が周りの為に一体何が出来るかを実行してみてください。さすればきっと違う世界が見えてくるでしょう。驚くほどに違う世界が。
 どんな時も、いつも笑顔でありたい。そしてその笑顔が連鎖する集団でありたい。いつも回りに良い働きかけの出来る、そんなチームや組織でありたい。その為に、今アナタの力が必要です。たとえ小さな力でもアナタの笑顔はやがてチームを変え組織を変え、今以上に驚くほどの幸せをアナタにもたらす事でしょう。笑顔とはそんな強力な力をいつの世も持っているのですから・・・。

 私が自分のためだけに働いているときには、周りは私に何もしてはくれなかった。しかし私が人のために働くようになってからは、人も私のために働いてくれたのだ。
ルーズベルト・フランクリン(米 政治家)

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