スタッフ通信


VOL.15 2008/03
日々の仕事にいかに向き合うか!
 飲食店を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、今やこの国の中では飽和状態であると言われています。10年ほど前まではこの福知山の地ではある程度余裕のある企業運営が可能でありましたが、今となってはそれも淡い昔話です。今やどの地方にも飲食店はあり、おざなりな営業や作業をしていたのでは生き残ってはいけない状態であると言っていいでしょう。そんな中でもこの業界の中にて生き抜く為の信念が私にはあります。それは全スタッフが日々の仕事の中にて、いかに充実しているかどうかという事です。
 アナタは今いるそのお店の中にて日々充実した仕事が出来ていますか?
充実した仕事が出来ていると答えるスタッフは本当に幸せです。それは自分にとっても周りにとっても極めて益の深いことです。アナタがもし充実しているとは言えないと感じるなら、アナタは成長を欲している前向きな人です。充実した仕事を求めている証拠です。そんなアナタの未来はきっと明るく、近い将来、必ず充実した仕事が出来る日が来るでしょう。人は常に成長する生き物です。アナタが自分の仕事に対して何らかの感情があるなら、それはきっと先々に良き方向に向かう証拠なのです。問題は良き方向に向かおうとする為の、その方法なのです。
 日常の仕事が充実していると感じないのであれば、そんなアナタは是非に自分から発信してみて下さい。受身になるのではなく、どんな些細なことでもいいので、お店の運営に参加してみてください。そして前向きに発言するのです。その場の状況をほんの少しでいいので回りと相談し変えていくべきなのです。
 充実した仕事とはその内容の中に参加する事であり、そんな仕事に人はやりがいを持つことが出来るのです。仕事に達成感や満足感があると感じるのは、自らで起こした変革が実現し、貢献したと感じ、お店にとって会社にとって良きことであったと実感した時です。今アナタは充実した仕事が出来ていますか? 万が一それが出来ていないのなら、それを他者のせいにしてはなりません。環境やその他のせいにすると永遠にアナタの仕事は良くはなりません。どんな職場にいてもアナタはその仕事が永遠に好きにはなれないでしょう。それが仕事というものなのですから。
 行動するのです。少し汚れた環境であれば行動し自分の力で変革し改善する。それが実現した時の達成感や充実感は何物にも変えられない喜びがあります。
 ただ注意して欲しいこともあります。決してひとりよがりにならず、同僚の心を思いやり、いつも素直で、すぐに「はい」と言える、そんな心を持ってください。なぜなら人は素直な人に心を奪われるし、人は愛情豊かな人に心惹かれるものなのですから。
 近い将来アナタは当社にとって、なくてはならない存在となるでしょう。その為にはまずは今ここに書いてあることを実行してみてください。さすればアナタのワーキングスタイルは全く違ったものとなり、今よりももっともっと上昇し、成長と進化の意味を、心から実感できるようになる事でしょう。でもなぁ・・・とか、だって・・・とか、そんな事いったって・・・とか、そういった否定的な言葉を発した瞬間からアナタの可能性のすべてはなくなると思って下さい。自分の可能性は自分で開花させるんだ。そう思わないと決して花は開かないものなのです。アナタはいつも強く求められている存在です。自分は求められている・・・。それを信じ感じるなら、今すぐ自分からそのチームについて何か発信して下さい。アナタの力がないとお店は死んでしまう・・・。飲食業とはそういう産業なのですから。

 いつの時代も努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。  井上靖(小説家)

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