スタッフ通信


VOL.12 2007/12
夢に日付を!
 今となっては大企業の居酒屋ワタミの創業者である渡邉美樹って人を知ってますか?
24歳で起業し設立わずか20年で従業員数1700人を超える起業グループを作り上げた彼の座右の銘は「夢に日付を」です。あまりにも有名な話なので知っている人もいるかと思います。
夢を憧れで終わらせず実現する為にはその夢に日付をつけなさいって事です。そうする事で夢は目標に変わり、具体的行動が生まれるというのが彼の持論です。その為に彼はいつも夢を手帳に書いているのだそうです。すべての夢を次から次へと実現させてきた彼の言葉ですので非常に説得力がありますね。
また彼は実行すべき行動のすべてをメモとして書き入れ、それを実際に実行した段階で真っ赤に消すのだそうです。「やってやったぜッ!」てな感じですかね。就寝前の15分で彼はその日の日記をつけ、今日の出来事を考え、明日のやるべき事柄をイメージして眠るのだそうです。すごいですねぇ。
思うにすべての人が彼のように精神的に強いわけではないと思うし、そんなストイックな人生をあらゆる人が好んで歩んでいけるわけではないでしょう。またすべての人に彼のような大きな幸運が舞い降りるわけでもないでしょう。成功者である彼の下には多くの挫折者があることも確かですし、いくら業界屈指の地位を築いた彼の言葉だからと言って、すべてがすべて正しいとも思いません。
でもね、成功した者の、その秘訣の一部として、彼の言葉をたまには引用するのもいいものかも知れません。
とてつもなく大きく、人間的に強靭な精神力を持つ彼の言葉のすべてを真似することは私には到底出来ないけれど、彼が言っている言葉の、ほんの少しだけ、真似しているところが私にはあります。ほんの少しだけ・・・。それはね・・・。
「思考を未来に向け今日一日をリセットせよ!」って言葉です。
これを読んでいるみんなも経験があると思います。失敗したその日の夜、ひとり布団の中で過去を後悔することに時間を割いたりしていないですか? 過ぎた失敗に、出来なかった自分に、後悔の念を感じたって、それは言わば、未来の事を考える時間が奪われているって事なんです。
今日の失敗や、過去の自分に後悔したって何も始まらない。人は誰も失敗するものです。
うまくいかないことに対して愚痴を言ったってしかたない。自己嫌悪や自己反省をするくらいなら、常に前を見て夢や目標を思い続けることの方が大切だって事です。そのためにはまず「過去をリセット」するのです。そしてその分だけ、未来に向けての自分を創造することに力を注ぎなさいって事なのです。どうですか? これなら凡人の私達にも出来そうでしょう。これなら私にも出来そうです。少しは有意義に生きれる人生のヒントっぽいでしょう。私はいつもこれを念頭において明日を見て生きるようにしています。大切なことは夢と目標を持って生きるという事。そしてその為に思考を未来に向け今日一日をリセットし、新たなる明日に向けて前を見るって事なのだと思うのです。
さてみんなにとって今年はどんな年でしたか? 
この紙面が未来を上手く生きる為のカギとなれば幸いです。
今年一年みんなと時間を共に出来た事を深く深く、心から感謝いたします。
どうか未来が皆にとって輝かしいものでありますように!

我々の仕事は、お辞儀をすることではない。
我々の仕事は、商品を作ることではない。
我々の仕事は、商品を運ぶことではない。
我々の仕事は、掃除をすることではない。
我々の仕事は、
一人でも多くのお客さまにあらゆる出会いとふれあいの場と安らぎの空間を提供することである。
お客様の素敵な思い出作りのお手伝いをすることである。
ワタミフードサービス代表取締役社長    渡辺美樹

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