スタッフ通信


VOL.9 2007/09
未来の自分を創造する
 今の自分から逆算して明日の自分、1週間後の自分、1ヵ月後、1年後の自分を想像(頭の中に思い描くこと)した事がありますか? そしてそこにはどんな自分がいますか? 未来の自分を想像し、やがてはそんな自分になろうと計画を立てる。その計画の通りに進んでいるかを確認しながら、時には軌道修正し、丹念に自分への作業を遂行していく。これが、未来の自分を創造(それまでなかったものを始めて作り出すこと)する、という事です。
 これは本当に大変な作業です。誰にでも出来る作業ではないし、ストイックな精神がないと中々できないことですね。しかしほんの少しでいいから、この作業が出来るかどうかが、人生をふくよかにするか否かが決まってくるのだと思います。正直私自身も全く出来てなくて、いつも挫折し、自己嫌悪に陥る事が多々あります。
 やがては未来の自分を創造する。しかしその前に重要なことは、未来の自分がどんなであるかを、想像することです。アナタには未来の自分の姿が想像できていますか? 仕事の中においては、それは上司の指示や指導、つまりは上司の仕事であるかも知れません。しかし、人に未来の自分を方向付けられるということは、ある意味でアナタの存在意義への揺らぎでもあるかも知れません。自分で考え自分で行動・・・。
つまり自分自身でそのレールを決定付けることにより、エネルギーが発生するし、例え上司や先輩からそのレールを指示されても、自分でそれを納得していなければ、エネルギーのパワー値が違ってくると私は思うのです。
 どんな小さなことでもいい。まずは自分で自分の未来を想像し、幾日かたった時に振り返ってみて、その通り進んでいるかどうかを検証してみてください。
 どんなことでもいい、上司や先輩からの指示に対して心から納得し、自分自身で、それに向かって邁進してみてください。まずはどんな小さなことでもいいのです。自分が自分に課した約束ほど、守ることが困難なことはないと思うでしょう。でもそれでいいのだと思います。その時感じた自己嫌悪だとか、挫折感だとか、そういった事のひとつふたつが、また未来に向けて、「やってやるぞぅ〜」って思えるなら、それはそれでいい。私はそう思うのです。大切なことは、いつも前進していこうと思うこと。そしてそれが心のつぶやきだけではなくて、ホントに少しでいいので実行できている事。さすればその繰り返しがやがては、未来の自分の創造につながるのではないかと感じるのです。
 私達は本当に弱き生き物です。でもね、歩みが遅いからダメなんて誰も断言できる事ではないし、結果がないからダメなんて、そんな事、誰にも言えないと思うんです。私はいつも思う。---人は何を成したかではなくて、人は何を成そうとしたか---、それが一番大切であって、結果やスピードなんて、そこにはそんなに深い意味などないのだと・・・。
 ふんわりとした幸福感や、ささいな充実感や、こめ粒のような達成感など、日常の中に抱くそうした可愛い嬉しさは、これすべて自己や、まわりの良き変化がその要因となっている事が多いのです。つまりそれらは、その場にたたずむことによって生まれるのではなくて、とっても小さな移り変わりや、さりげないアクションから生まれることのほうが多いのです。そして、その芯になっているのは、自分の成長であったり、まわりの成長であったりを感じた時に、はじめて訪れるのだと思うのです。「共に歩み 共に成長し・・・」
 アナタは自分の未来を想像した事がありますか? そしてそれは創造できますか?

その顔は神があたえて下さった。もうひとつの顔は自分自身で造るのだ。シェイクスピア

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