教育監査の
コラム


VOL.288 2016/03/25

どんな喧嘩であろうと、すべての喧嘩の原因はまず「理解不足」が原因です。

ささいな喧嘩から大きな喧嘩までいろいろとありますが、すべての喧嘩は必ず「理解不足」から発生します。

〇自分が相手に対して十分な理解ができていなかったとき

〇逆に、相手が自分のことを十分に理解してくれなかったとき

〇相手の気持ちを考えずに、ぶっきらぼうな言葉を口にしてしまったとき

〇相手が嫌いだからという、それだけの理由で悪口を吐いてしまったとき

〇自分のことしか考えていなかったとき

こんな風に、喧嘩が始まる原因はささいなことかもしれませんが「理解不足」は喧嘩をする一番の原因なんです。

人間には、不思議なことに「喧嘩をまったくしない人」と「喧嘩をよくする人」の二通りに分かれます。

理解がある人は喧嘩なんて全くせずに皆と仲良くでき、逆に、理解のない人はいつも誰かとトラブルを起こしています。

喧嘩をしない人は理解がある人ですから、前もって喧嘩を防いだり、避けたり、謝ることができる能力を持っています。

だから、大きな喧嘩に発展することはありません。

でも、どういうわけか喧嘩をする人は、決まってよく喧嘩をしています。

その人だけ特別に災難が集中しているわけではありません。

その人に、理解力が不足していたため、行く先々でトラブルになる、いうことになるのです。

分からないときには「教えてください」と言えず、すぐ怒ります。

些細な事でイラッとし、その怒りを大声でどなり散らします。

友人と考え方がぶつかったときも、自分の考えこそが一番正しいと思い込み、相手の話は一切聞かず、自分の話ばかりをします。

「理解不足の人は、よく話す人」と言えます。

「自分の話ばかりで相手の話は聞かない」ということです。

「相手を理解する」より「自分のことを理解させること」を優先させてしまっているからです。

「理解不足」が喧嘩の原因であれば「理解力を身につけること」こそが喧嘩をしないコツなんです。

「でも」「だって」「それは違いますよ」「そんなこと知ってますから」なんてことばかり言ってる人はいませんか?

自分のことばかりを考えるのではなく、相手のことも理解するという「理解力」を持ちましょう。

人付き合いが上手な人は、理解力のある人なのです。

あなたのお店で、何かトラブルがあってもグッと飲み込み、いつも皆を笑わそうとしてくれる人はいませんか?

「大丈夫!」「何とかするから任せとけ!」って言ってくれる人。

そんな人こそ、理解力のあるリーダーです。

【戻る】