教育監査の
コラム


VOL.286 2016/03/23

心と気持ちを引き締める方法の1つに、

「親からの支援を自分から断ち切る」という方法があります。

小学生や中学生の時では、食いぶちを稼ぐ能力がまだないので、親を頼らざるをえない。

小さい頃は親の保護を受けるべきであり、そうしなければ生きていけない。

でも、ずっといつまでも親の保護を受けるべきかというと、そうではありません。

学校を卒業し、社会人になり、自分で稼ぐようになれば、そろそろ親からの保護を断ち切るときです。

一人暮らしをする。

これも1つの方法です。

親からの支援を断ち切ると、大変なのは分かります。

でも、これほど気が引き締まることはないですよね。

自分の生活・人生・命が関わっていることは、必死になってなんとかしようと努力します。

自分で自分を追い込むためにも、親からの支援を自分から断ち切ることは必要です。

「親と一緒に暮らすことで、家賃が節約できる」という人がいます。

それは「得」ではなく、むしろ「損」です。

「自立」という貴重な成長を捨てているからです。

学校では教えてくれない大切なことです。


学校でも家庭でも学べないことは、一体どこで学ぶのでしょうか。

あなたが一人暮らしをして、社会の荒波にもまれるしかないんです。

心と気持ちを引き締めるためには、親からの保護を断ち切って、自分の力で生活してみることが一番です。

一人暮らしをする

自分で稼いだお金で生活する

自分で食事を作る

「親は死んで、この世にはもういない」と仮定しよう。

そう思うのは不謹慎かもしれない。

でも、現実的なことをいえば、遅かれ早かれ、いずれそういう日は必ずやってくる。

目を背けたい事実かもしれないけど、背けたい事実に目を向けることができる人が、大人です。

いつ親がいなくなっても生きていけるように、今のうちから準備が必要なんです。

準備は、早ければ早いほどいい。

それだけたくさんの自立の機会と時間の余裕が与えられるからです。

学校を卒業して、社会人として自分で稼ぐようになったら、積極的に親元を離れよう。

親からそうしろと言われてするのではなく、自ら「1人で暮らしたい」と申し出ます。

「なぜ?」と聞かれたら「人として自立したいから」と言えばいい。

「だめだ」と言われたら「じゃあ、親が死んだとき、私はどうするの」とさらに反論すればいい。

親を卒業できて、初めて一人前なんです。


働いて、自分で稼ぐようになったなら、親からの保護を卒業しよう。

(※色々家庭の事情もあると思いますし、これはあくまで、私が思うことなんで(*^^*)!)

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