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教育監査の
コラム
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VOL.267 2016/03/04
お客様あってのお店です。
お客様が1人もいなくなれば、当然経営は破たんします。
売り上げさえ上げればいいと考え、本当にお客様のことについて考えているのを忘れている人はいませんか?
思うように伸び悩んでいる時、売り上げを少しでも伸ばそうと、おかしな心理テクニックを使ったり、焦って意味のないイベントをしたりすると裏目に出ます。
お客様にとって、大して得でもなく、結局なんだったのかよく分からず、面白くもないイベントなどをすると、顧客は「騙された」という印象が強くなり、客離れが加速します。
心理テクニックは一時的には効果がありますが、長期で見ると損をします。
では、伸び悩んでいるときは何を重視すればいいのか?
売り上げの数字ではなく、「お客様」を見ることです。
徹底的にお客様重視になって考えます。
「どうすればもっと喜んでもらえるだろうか」
「どうすればもっとお役に立てるだろうか」
お客様の立場に立って、本当に価値のある料理、接客、サービス、イベントを考えます。
お店を運営するにおいて、これほど重要なことはありません。
利益をもたらすのは、お客様です。
「いかに売り上げを伸ばすか」ではありません。
「いかに喜んでもらい、いかに役立てるか」です。
お客様に喜んでもらえ、本当に役立つサービスやイベントであれば、売り上げは必ず伸びます。
不況だからこそ利益を出したい気持ちが大きくなりがちですが、逆にお客様の視点に立つことです。
「これはいいなぁ」
「こういうサービスを待っていた」
「こういうサービスがあるなら、またきてもいいかな」と思わせるアイデアを考えます。
利益は後から自然とついてきます。
不況のときも関係ありません。
多くの人に喜んでもらい、役立ってもらえることをするお店は、不況のときにも傾くことはないのです。
※番外編
これはグループラインに流さなくてもいいです(*^_^*)
明るい父親・母親から育てられた子供は、やっぱり元気です。
子供は、両親の顔色をうかがっているものです。
親の表情が暗いと「元気ないな」と思い、話しかけにくくなったり、行動を控えたりしてしまいます。
しかし、親の表情が明るいと「元気がいいな」と思い、話しかけたり行動的になったりします。
家計が苦しくても「私の家庭は幸せいっぱい」というそぶりを見せるのは、これもまた1つの教育です。
つらいときこそ、元気を装うプラス思考を、子供は学ぶんです。
元気になるんです。
子供は敏感ですので、親の演技は、うすうす気づいています。
気づいているけど、前向きに生きていこうとする姿勢を学んでいくんです。
子供のプラス思考は、こうやって育っていきます。
それは、会社やお店内でも同じ話です。
売上が伸び悩んでいるとき、一番元気でいなければいけないのは、オーナー、店長、すなわち「トップ」です。
本当は、売り上げが伸びず、泣きたいときもあるでしょう。
しかし、嘘でもいいので、元気なふりをします。
元気なふりとはいえ、高い買い物をしたり、祇園へ出かけたり、豪遊するとかいう意味ではありません。
いつも歯を見せて笑い、よく動き、元気な様子を見せます。
その元気が、部下たちにも移ります。
「元気」は、伝染する作用があり、伝染する仕方も特徴があります。
会社、お店の元気は、上から下へと降りてくるようになっています。
企業でいうと、社長が一番元気になることで、部長が元気になり、課長も元気になり、部下たちも元気になります。
雪のように元気が、ぱらぱら降ってくるんです。
伸び悩むときに、トップからの言葉は「今は大変な時期ですが。。。」という暗い話ではありません。
「こんな時期だからこそ頑張りましょう!!」という元気を見せます。
部下は、トップが空元気だということは、うすうす気づくものです。
気づいていますが、やはり元気になるんです。
大変な時期だけど、トップが空元気の1つでも出して乗り切ろうとする意気込みは、不思議と部下に伝わります。
「トップが頑張っているんだから、自分たちも頑張ろう」
言葉ではなく、気持ちとして伝わります。
トップが最も笑い、最も行動的になることです。
たったこれだけですが、本当に効果があります。
大不況のときこそ、トップは一番元気でいなければいけない。
大変なことですが、大事なトップ業の1つなのです。
当社社長は、世間の不況を感じさせないくらい、日々、鬱陶しいくらい笑ってますよ?
この3月、徹底的に攻めの運営を行っていきましょう!!