教育監査の
コラム


VOL.264 2016/03/01

太りすぎは健康によくないですよね。

ぽっちゃり程度はいいのですが、明らかに基準値を上回った肥満体は、健康に悪影響。

なので、太っている人には、相手のためを思って、こう助言したくなるでしょう。

「痩せなさい」と。

悪気はないし、あくまで相手のためを思って言った言葉ではありますが、これ、実は危険な一言です。

太っている人に「痩せなさい」と言っても、多分効果はあんまりないでしょう。

場合によっては、逆効果になる可能性もあります。

学生時代を思い出してみてください。

勉強をしようとしたとき、親から「勉強しなさい!」と言われて、急にやる気をなくした経験はないですか?

命令されると、反発したい気持ちが強くなり、意欲が失われていく。

それと同じ状況が「痩せなさい」という助言にも当てはまるんです。

太っている人も、内心は「痩せたほうがいい」と分かっています。

そんなとき他人から「痩せなさい」と言われれば、ムッとします。

「命令されたことはやりたくない」という反発が強くなり、痩せようとする意気込みが妨げられるんです。

じゃぁ、どう助言すればいいのか?

本当に相手を心配して助言するのなら、次の言葉が効果的です。

 

「健康を大切にしてね」です。

 

単刀直入に「痩せなさい」と命令するのではなく、本人に気づかせ、背中を押す言葉が大切です。

心配する表情を見せながら、気持ちを込めて言おう。

優しい気遣いの一言から「痩せたほうがいいですよ」という真意を読み取ってくれる。

相手の心配する気持ちに触れたとき、「その期待に応えたい」と思うようになります。

そのとき、本気で痩せようと決意するんです。

これ、仕事をする上でも同じですよね。



話しは飛びますが、ほんと、「言葉の伝え方」って大切なんです。



重い荷物を1人で運んでいるとき、近くにいる人が仕事を手伝ってくれたら、当然感謝を伝えるけど、大切なのは「どんな言葉を言うか」なんです。

「すみません。ありがとうございます」って、最初に謝ってから、お礼を言っていませんか?

「わざわざ気を遣って申し訳ないです。感謝します」という意味です。


相手に手間をかけさせてしまい、申し訳ない気持ちがあるのはわかります。

分かるんですが、謝罪が加わると、ちょっとネガティブな感じにも聞こえる。

せっかく協力してくれた相手も、謝られると、すっきりしない気持ちになると思うんです。

こういうときは、素直に感謝して、喜びを伝えましょう!!

「ありがとうございます!助かります!」と言えばいいんです。

相手の協力によって自分が助かったことを、ストレートに表現すればいいんです。

相手は自分の協力が役立っている実感ができます。

にっこりした表情で言えば、さらに喜ばれます。

嬉しくなって、ますます協力してくれるでしょう。

人が何かをしてくれた時「すみません」より「ありがとう」って言う方が、相手も、とってもとっても嬉しいと思うのです(*^_^*)!!

社長。体を大切にしてくださいね?


今日から3月です!各店バッチバチに気合を入れて行きましょう!!

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