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教育監査の
コラム
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VOL.246 2016/02/12
仕事でもプライベートでも、誰かに何かをしてもらうのは多いものですよね。
特に仕事の場合は、それぞれ皆に仕事の役割があるから、お互いに「して当然」「してもらって当たり前」という感覚になりがち。
でも、「当たり前」とか「当然」になると、感謝の気持ちは減ってしまいます。
もちろん、仕事には役割があるから、その役割をするのは当然かもしれない。
でも、そこに慣れてしまっていませんか?
ひとつひとつ、本当は誰かが何かをしてくれているから仕事もプライベートも成り立っている。
そう思うと「ありがとう」の言葉がいかに重要か分かる。
当たり前にしてもらっていることにも、ありがとう。
してもらって当然。
仕事だから当然。
こんな風に思っていると、今よりもっと工夫して、より良くしていこうという気持ちにはなかなかなれない。
誰かのために自分がいる。
そう感じたときに、人は「もっと役立ちたい」と思えるようになる。
上司だから部下に何かをしてもらって当然なのではなく、「いつもありがとう!」と言葉で伝えるとか、相手を労う言葉は大切です。
人間関係で悩む人のほとんどは、仕事の人間関係がギクシャクしているところから始まり、その溝がどんどん大きくなっていき、最後には辞職するひとも多い。
いくら一生懸命仕事を頑張っていても、人間関係でもめて辞職するなんて勿体ないとは思いませんか?
ありがとうなんて言われたことがないと思っている人がいるなら、それはそうではないんです。
言われていないから言わないのではなく、言われていなくても、「自分から言葉にする」。
してもらって当然ではなく、周りを見渡せば「ありがとう」といえる相手はきっとたくさん存在しているはず。
同僚にも、親にも、妻にも、夫にも、きょうだいにも、恋人にも、友達にも、普段当たり前になりすぎて、気付けなくなって、慣れてしまったことにも、ありがとうの言葉を添える。
してもらって当然というのは、存在しないのです。