教育監査の
コラム


VOL.214 2016/01/11

「楽しい思い出」と「つらい思い出」のどちらを作りたいですか?

おそらく、ほとんどの人が「つらい思い出より、楽しい思い出を作りたい」と考えるでしょうね。

楽しい思い出は、楽で面白いイメージがあります。

つらい思い出は、大変で苦しい印象があります。

じゃあ、つらい経験を避けて、楽しい経験だけすれば、人生はバラ色になるんでしょうか。

過去を振り返り、いい思い出を思い出してみてください。

3年前くらいを目安にして、どのような経験が、『いい思い出』になっていますか?

おそらく思い出すのは、「つらい経験」ではないでしょうか。

苦しかったり、大変だったり、悲しかったりした経験です。

3年前のつらい経験は、今となっては、いい思い出です。

ひどい経験によって、大切なことに気づき、成長することができました。

気づきませんか?

つらい思い出が、結果として、いい思い出になっていることに。

人生は不思議です。

経験しているときは「嫌だ、つらい、苦しい」と思っても、時間が経つにつれて、いい思い出に変わります。

いい思い出とは、楽しい経験ではありません。

本当にいい思い出とは、つらい経験です。

楽しい経験よりつらい経験のほうが、いい思い出になります。

きっと今も、皆、つらい経験をしていることでしょう。

つらい経験ほど、自分のためになります。

記憶にも深く残ります。

今、つらいと思っている出来事は、3年後には、きっといい思い出になっているはずです。

たくさん失敗し、恥をかき、挫折してください。

【戻る】