教育監査の
コラム


VOL.211 2016/01/08

紙に書いてある文字を素早く転写ができる、コピー機というものがあります。(知ってますよね)

そんなコピー機。人間とそっくりだなー、と思う時があります。

コピーを取りたいと思うときに、まずスイッチを入れます。

でも、スイッチを入れたからとはいえすぐコピーは取れない。

コピー機には「コピー準備中」という最初の時間があります。

車のエンジンでいうと、最初の加熱をしている時間にあたります。これが長いのです。

コピーを取る人は、何も100枚のコピーを取りたいわけではありません。
たった1枚のコピーを取りたいだけです。

でも、スイッチを入れたばかりのコピー機は最初に動き出すまでにかなりの時間がかかります。

5分ほどたって、ようやく動き始めます。

いったん動き始めると、コピーは何枚でもすいすいできます。

はじめの1枚までは時間がかかったのに、いったんコピー機が動き始めるとコピー100枚200枚もすいすいできてしまいます。

コピー機は動き始めたら早いのですが、動き出すまでの時間がかかってしまうのです。

これは、人間にそっくりだとは思いませんか?

人間は、動き出すまでに時間がかかります。

一度動き始めたら次々とやれるのですが、最初の重い腰を上げるまでに、相当な時間がかかってしまうのです。

時間を思った以上に使っているのは、この『重い腰を上げるまでの時間』です。

やると決めたことは、『どれだけ重い腰をさっと動かせるか』です。

どれだけさっと重い腰を上げられるかで、『どれだけ時間を大切にできるか』が決まります。

実際に動いている時間はあまり差がありません。

差がついているのは、『最初に動き始めるまでの腰を上げる時間』なんです。

「スピード」ばかりに気を向けてしまいがちですが、本当は「時期を早めること」のほうがもっと大切なのです。

時間を節約するのは、重い腰をさっと上げられること、なのです。

即実行行動!

今日も笑顔で頑張りましょう(*^_^*)!

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