教育監査の
コラム


VOL.201 2015/12/29

こんな経験はありませんか?

わざわざ長い行列に並んで食べた料理が、思ったよりも美味しくなかった。。

わざわざ待ってまで手に入れるというワクワク感、期待感が高すぎただけに、それなりの味だったとしても、味に対する評価が厳しくなった(期待を下まわった)とも解釈できます。

ほかにも、行列のストレスが、味に影響をおよぼすこともあります。

その証拠に、1時間並んだとしても待たされた感覚のない店は、意外と「まずい」とは感じないものです。

繁盛店のラーメン屋さんは、この対応が上手ですよね

例えば。。

ポイントは、最初から『店の前に店員を配置していること』です。大体の待ち時間を教えてくれるので、長時間並ぶ覚悟もできます。

ディズニーランドのアトラクションでも、入口や受付の時点で待ち時間がどれくらいかがわかりますよね。

最近は、かなり正確な待ち時間を言ってくれたり。回転の早いお店なら、一度お客さんの滞留時間を計測しておくと、そう大きく外れないでしょう。

一度、待っているお客さんに生ビールを大判振舞いする居酒屋さんがありました。これにはさすがにビックリです。(過去、私たちのお店でもそれに近いことはしてました)


「こっちも待っているけど、お店側も、少しでも早く提供できるよう頑張っているんだな」という印象へと変わる瞬間です。

待たされているという感覚は、実は行列だけではありません。

席に着いてから注文を取りに来るまでの時間や、一番最初の商品が提供されるまでの時間も影響します。

それだけに、提供に時間のかかる料理は、あらかじめ知らせておかなければなりません。

ランチタイムなら早く食べたいですし、飲み会ならとりあえずのビールとつまみがパパッと出てくるだけでも印象が違います。

ランチに行って困るのは、一緒に行った相手の料理が先に提供されて、自分の料理が来るのを待ってくれているケース。

「先に食べて!」とすすめても、自分の料理を待っているときの感覚は何だかバツが悪いものですよね。

「忘れられているのではないか」と考えることもあります。

そういうときには、相手の料理が来た時点で、「お客様の料理はこの後すぐにお持ちしますね」と一言あれば気持ち良く待てますね。

「待っている」と「待たされている」は全然違います。

天と地ほどの差があります。


上記のこともふまえ、どうしたらお客様が気持ちよく待てるか、考えてみましょう(*^_^*)

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