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教育監査の
コラム
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VOL.182 2015/12/10
こんなことはありませんか?
「さぁ!勉強しなきゃ!」と思っているときに、
母親に
「のんびりしてないで勉強しなさい!!」
といわれて腹が立ち、勉強する気持ちも萎えた。。。
「お母さんにあんなこといわれなかったらきゃ勉強したのに・・・」と、イライラする。
勉強しなければ困るのは自分です。それがわかっているだけに余計イライラしてしてしまうんですよね。
人は、「つい」こんなことを言ってしまう・・・。
相手のためを思って、よかれと思って・・・です。
だから、言っていることは正しい・・・。
でも、言っていることが正しくても、せっかく人がやろうとしていることを先回りして言ってしまう人は、けむたがられ、距離を置かれてしまいます。
本人は
「せっかく、的確な助言をしてやっているのに、何でちゃんと聞かないんだ!」と思っているのですが、言われる方にしてみれば、あまり良い気分はしません。
おまけに先回りしてよけいなお世話をしてくれる人は、ほとんどの場合、それが「習癖」なのです。
言わずにはいられない状態です。ちょっと「言う」ことによって、安心できるのです。
「お前のため・・・」といいながら、自分の心を安らげる為なのかもしれませんね。そして、そのために相手はイライラさせられてしまうのだから理不尽です。
では人を安心させる人というのはどんな人でしょう?
それは、
「気遣いはするけど、手や口は出さない」人ではないでしょうか。
受験生の子に、「いま勉強しないと大人になってから後悔するよ」と言いますが、これは勉強への意欲を削ぐ行為なんです。
「勉強しなくちゃ」と思っているところに、勉強しろ勉強しろといわれれば、反発するのは当然で、そこまで先回りすることもないのに。。そう思ってしまいます。
人は「自主的」であることが大切で、それがヤル気につながり、活発な行動に繋がるんです。
先回りされて、だれかに「命令」されると、ヤル気は生まれません。
例えばマラソン選手。
走ることが大好きで、自分が「選んだ道」だから、ヘトヘトになっても、さらに頑張れるんです。
でも、だれかに「命令」されて走れと言われたら、あんなにツライことはないです。
自分の「ヤル気」を削いでくれる人を好きにはなれませんよね。
人に助言するって、とてもむずかしいです。
少なくとも、自分の心を安心させるための「先回りの助言」は、やめてみる。
それよりも、相手がヤル気を出すのを待つぐらいの余裕を持つのは、時には良いかも知れませんね(*^_^*)