教育監査の
コラム


VOL.158 2015/11/16

「普段は良いのだけど、忙しくなるとお客様に気が配れなくなる」というお店がよくあります。

忙しいと良いサービスができない、というわけです。

確かに忙しいと、店内のお客様全てに気が回らなくなるかもしれません。それは仕方ないこともあります。

ただ、お客様が「あそこのお店、サービス悪いよね」というのは、どこぞの超一流ホテルと比べて「悪い」と言っているわけではありません。

愛想が悪い、注文を取りにこない、 「すみませーん」と呼んでも返事がない、相手にされない、待たして も平気、ミスしてもあやまらない。。。

など、単純なことなんです。

お客様にしてみれば、「いくら忙しくても、返事くらいはしてほしい」というのが言い分です。

どんなお店でも、どんなに忙しくても、お客さんに喜んで頂くことはできます。

サービスチャンスは4回あるのです。

忙しい時に、1人のお客さんに対して4回もかまってられない、と思いますか?そんなことはありません。


お客様がお店に入ってきた時、これが1回目のチャンスです。

2回目は、注文を伺う時。

3回目は、料理を運んだ時。

そして最後にお見送りする時、これが4回目です。

つまり、最低でも、必ず4回は、お客様との接触があるわけです。

ただ、サービスチャンスは、お客様1人に対し、あなた1人で4回巡ってくるとは限りません。


来店したお客様に、もしあなたが最初に気づいたとしたら、4回のうち1回の、大事な、大事な、サービスチャンスをあなたが握っていることになるんです。

4回の接触の中で、どんな笑顔で、どんな気配りをし、どんな演出をし、喜んで頂くか。

「あそこのお店、感じいいよね」といわれるお店と、そうでないお店の違いは、このサービスチャンスを生かしているかどうかです。

どんなに忙しくても、必ず4回はお客さんと接触する。その4回の内、どこかで1回チャンスを生かすことができれば、お客様に喜んで頂けるのです。

忙しい時こそ、サービスチャンスをムダにしないようにしていきましょう!

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