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教育監査の
コラム
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VOL.151 2015/11/09
時間に正確な人かどうかは、その人の時計を見れば分かります。
文字盤が1分刻みなのか、5分刻みなのか、15分刻みなのか。
刻みが全く入っていない時計をしている人で、時間に正確な人と出会ったことがありません。
時計の文字盤が15分刻みの人は、行動に15分単位の遊びを持っている。10時5分と10時8分という3分の誤差は許容範囲なんです。
30分刻みの人は、10時15分も10時25分も同じ感覚。だから、約束をしていても、簡単に「ちょっと申し訳ありません。15分ほど遅れます」「30分、時間をズラしてもらえませんか?」という事をよく言います。
人は、頭で意識していることが、必ず行動に表れる。
自分だけじゃなく、『自分と関わってくれる人たちの1分を大切にする』という意識があるから、1分刻みの時計が必要だという判断をする人もいる。
仮に30分刻みの時計をしていても、今は携帯があれば、正確な時間がわかるんだからえーやんか、というかもしれない。
でも一番の問題は、『1分、2分を大切にしないといけない仕事の現場に、使い物にならない時計をすることに不便さを感じないセンスの問題』なんです。
時計だけじゃない。
TPO、マナー。常識を知らない人に、お客様に喜んでもらうセンスは育たない。
なぜなら、サービスとは、お客様に「意外性」をプレゼントする仕事だからです。
私たちが普段「これが当たり前」と思っている仕事の常識や、お店の商品に対するお客様の期待を『ひっくり返す』ことで意外性は生まれるんです。
「おっ、そうきたか!」という、『思いがけなさ』が感動になるわけなんです。
だから、これが普通、これが標準的なお客さまの期待、という「常識」の基準がズレている人が、意外性を演出しようとしても、味オンチの人に料理の味付けをお願いするようなもんです。お客様に喜んでもらえるようなアイデアはでてこないんです。
意外性を演出できる人は、常識にとらわれない人ではありません。
『誰よりも常識にこだわっている』から、どうやったら意外性が演出できるかがわかるんです。
お客様感動していただくセンスを磨くために、常識というセンスを徹底的に磨こう!!!
そして、お客様の、身の回りの人の、大切な人たちの、限りある時間を大切にしていこう。