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教育監査の
コラム
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VOL.150 2015/11/08
先日、初めて立ち寄った食料品スーパーがありました。
掲示板があったのですが、そこにはずらりと、お客さまの声が書いてありました。
よく見ると「喜びの声」ではなく、「お叱りの声」でした。
???レジの○○さんに挨拶したのに、無視をされた。
???レジの前でお客さんと井戸端会議をするのはやめろ。
???挨拶は基本中の基本です。挨拶もしてくれません。これで2回目です。何度言ったらわかるんですか?
文章だけを読んだらかなり過激な声が並んでいました。
でも、こういうお店は必ず伸びていきます。
確かにこのお店の店員さんのサービスレベルは、まだまだ発展途上なのかもしれない。
でも、この店の経営者の顧客感動経営の意識レベルは、10歩も20歩も先を行っているからです。
普通なら、ここまで過激なお叱りの声は、できれば公開したくないと思う。でも、それをあえて掲示する。
『絶対に私たちは隠し事をしません。ごまかしません』
というブレない信念を感じました。
世の中に、「お叱りをもらわないお店」と、「もらうお店」があるわけではありません。
「お叱りをオープンにするお店」と、「オープンにしないお店」があるだけです。
お客様は、「私たちは誠実がモットーです」という言葉を1万回聞かされるより、「こんなお叱りをいただきました」というオープンな行動に、そのお店の誠実さを垣間見て、安心する。
きっと、取り扱っている商品も間違いないだろうな、と思うのです。
これをうまく活用できればいいですね(*^_^*)
そして、これだけのお叱りをもらっているお店でありながら、何故かお客さんはめちゃめちゃ多かったです。