教育監査の
コラム


VOL.149 2015/11/07

あふれんばかりの水が入っている、洗面器大の大きな器が置いてありました。

よく見ると、それはただの水じゃなく、幸せの水でした。


その水を手に入れると幸せになれるという逸話がありました。

ある日、2人の男がその器をみつけました。

オレが幸せになりたい!
イヤ、オレが幸せになるんだ!といってお互いに譲りません。

一人の男が我先にと、その器を自分の方へ思いっきり引き寄せました。

すると、引き寄せた勢いで、幸せの水は自分の方へは流れずに、相手の方へと流れてしまいました。


次の日、また別の2人の男がその大きな器を見つけました。

1人の男が、『君に幸せになって欲しい』

そう言って、その器を相手の方へ押し出したのです。

すると、器の中の幸せの水は、反動で自分の方へあふれ流れてきたのです。

相手を幸せにしてあげることを考えると、結果的に幸せは自分に返って来る。


自分が望むことをお客様に求めるのではなく、『お客さんがして欲しいこと』を、『して欲しいとき』に、『して欲しいだけしてあげる』と、お客様はあなたを必要としてくれる。

これは、自然の法則であり、「顧客感動」の根本の考え方です。

自分が売りたいものを、自分が売りたいときに、売りたいだけ売ろうとするのではダメです。

売上げは、『お客様の感動に比例する』のです。

今日も一日よろしくお願いします!

【戻る】