教育監査の
コラム


VOL.147 2015/11/05

先日、クリーニング店にスーツを出しました。

家に帰ってスーツを出してみると、あまりにもヒドかった。。

アイロンをかけないと、とても着られる状態じゃなかったんです。

決して、私は苦情をぶつける気持ちもなかったのですが、はて、こういう時、クリーニング会社としては、一体どういう対応をするんだろう?という興味があって電話をしてみたんです。
すると。。

『サービスを提供する会社として、大変申し訳ありませんでした。すぐに再プレスさせていただきます。ところで、スーツはいつご利用でしょうか』
 。
 。
 
送料や、再プレスのための人件費などを考えたらワリにあわない仕事です。

この会社はスゴイなと思いました。

再プレスしてくれることがスゴイのではありません。

「送料負担で再プレス」
これを、責任者が判断できる会社は、10社あれば、当然9社はあるでしょう。

でも、『一般の従業員が責任者に相談することなく、即答できる店』は限られます。ここがスゴイ。

これは単に、『判断の権限を与えているだけでは機能しない対応』だからです。

判断基準が明確になっていて、その経営者の判断基準が、寸分の狂いもなく従業員に浸透できていないと、従業員によって対応にバラつきが出てくる。

サービスというと、どうしても「何をやるか」というところにフォーカスされます。

でも、顧客感動経営で、一番大事なことは、

『誰が対応しても同じ品質のサービスができること』です。

サービス品質が一定していることは、最高のサービス。そのための「仕組み」をもった店は強いです。

そう思った出来事でした(*^_^*)

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