教育監査の
コラム


VOL.142 2015/10/31

以前、ある美お店の前を通り過ぎた時、こんな光景を目にしました。

「ありがとうございました。どうぞお気をつけて!」

ちょうどお店の外でスタッフがお客さんを見送っているところだったんですね。

15秒、30秒。。。まだ見送っている。

信号が赤になり、交差点で一度立ち止まったお客さんが、なにげなく振り返った。

お店の人は、控えめに手を振ってちょこんと頭を下げている。

そのお客さんには、自分のために笑顔で見送ってくれているスタッフの姿が見えたはず。

お客さんが一番感動するのは、お店の中で接客されている時ではないです。

『最後にもう一度お客さんは振り返るその瞬間に感動する』

こういう話をすると、中には、「確かにそうだけど最後に振り返らない人もいるよね」という人がいます

こういう人は、

『自分の頑張りに気づいてもらえなかったらムダになる』という発想なんです。

恋愛や家庭でもそう。喜んでもらえると思ってやってあげたのに反応がなかった。私はこれだけ頑張っているのに、あの人は○○してくれない。。。という人がいます。

たしかに、自分の頑張りに対して思ったような反応がないとガッカリです。

反応があるから頑張れる。

でも、

「これをすれば、大好きな人が必ず気づいてくれる」「これをすれば、お客さんは喜んでくれる、買ってくれる」ということが判っていたら誰でもやります。

人と同じようなことをやっていても、人は感激しない。よく、売り手と買い手がお互いに利益を得るような関係をWin-Winといいますよね。

あなたのライバル達は皆、Win-Winを目指しています。

じゃああなたはその逆をいこう!

Lose- Winの行動をしよう!

1回感動してもらうために、19回のムダをしよう!

人は、20回のうちの1回に感動するんではないんです。

自分のために、19回ムダをしてくれたことに感動するんです。

お客さんが感動してくれた結果、「Lose- Win」は「Win-Win」に変わるんです。


本日10月最終日&ハロウィンですね??

沢山のお客様が来店されますように。

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