教育監査の
コラム


VOL.130 2015/10/19

今日はアナタが美容院で働いていると思って考えてみてください。



お客様は「そろそろ髪を切りにいきたいなぁ」と思ってからが長いんです。

この「そろそろ」というのが、人間の感覚だと「3週間くらい」です。

これは人間の行動心理なんです。

であれば、この行動心理を逆に利用すれば良いんです。


〇「そろそろ髪を切りに行こう」と思いつくのではなく、

〇「そろそろ髪を切りに行かなければうっとうしくなるな」と、

2〜3週間前に思ってもらえればいいんです。


思いつき手から行動するのに2〜3週間かかるのであれば、その思いつくタイミングを2〜3週間早める、という逆転の発想です。

ほとんどの人は「髪を切る日」なんて決めてないですよね?

だから「髪がうっとうしい」と感じた時に、「そろそろ髪を切ろう」と思い始めます。

この判断はお客様ご自身によるものです。

実は、ここが最大の問題点!!

髪を切るタイミングを、「お客様任せ」にしてはいけません!!

お客様にきちんと「次回来店日を意識していただく」ことが重要なんです。

なので、お客様がお帰りの際に、「今回のスタイルだと、次回のおすすめ来店日は〇月〇日ですよ」と、美容師さんがきちんとお伝えするようにする。

ここで、予約をいただく必要はありません。まずは「意識」して頂ければOK!

「美容師さんが、次は〇月〇月がおすすめ、って言ってたな。じゃぁそろそろ髪を切りに行かなければいけないな」と、思っていただくようにするんです。


でも、これだけで来店サイクルが短縮するのか?やはりそう簡単にはいきません。人間は「忘れてしまう生き物」です。伝えるだけでは忘れられてしまいます。


だから、お客様には「次回のおすすめ来店日」を常に意識しながら生活してもらえるように工夫します。

毎日毎日「次に髪を切る日は〇月〇日だったな」と思い出してもらえるようにするんです。



さて、ここで飲食業に戻ってください。

お客様に「次回来店を意識させる」ために、あなたならどんな工夫をしますか?


そうだなぁ。。。私なら。。。

「カレンダーカード」とか作ってみようかな?

翌月の、自店のイベントを記載したカレンダーカード。

これをお客様がお帰りになる際にお渡ししたりするかも。

財布に入れておけるようなサイズの手描きカードとか。

まぁとにかく、何でもやってみましょうよ!!

ダメだったらまた次を考えたらえーだけのことですから。

何もやらずして試さずして「はー。お客さんこないかなー」なんて考えるのはアホです。

何でもやっていきましょうよ!!(*^_^*)

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