教育監査の
コラム


VOL.125 2015/10/14

「商品ではなく『人を売る』こと」


2つのオシャレなパン屋さんがあるとします。

そのパン屋さんの名前は、全国チェーンしているお店なので、2つとも同じ名前だとします。

仮に、その2つをA店・B店とします。


同じお店なのだから、当然、扱っているパンやパンの価格、店舗の面積や駐車場の広さまで全て同じ条件下で営業しているとしましょう。


しかし、その中で唯一違う事は、


〇A店は、あなたが知りもしないであろう「佐藤花子さん」という人がパンを販売している。

〇対して、B店は、「元A〇Bの前〇敦子」さんがパンを販売している。


さて、あなたならどちらのパン屋さんでパンを買おうと思いますか?

B店ではないですか?


ここで大事な事は、あなたが前〇田敦子さんからパンを買いたいのは、前〇敦子さんがあなたを知っているからではなく、「あなたが前〇敦子さんを知っているからパンを買う」ということ。

もっと分かりやすく言うと、


「お客様は、知らない人から商品を購入するのが不安」なのです。

ということは、お客様にあなたのお店を知ってもらう時に、先にあなた(もしくは他の従業員)との「コミュニケーション」を取る必要がある、ということです。


例えば、

〇広告に顔写真を入れる

〇広告・POP上で、人間味あふれる人物紹介をする

〇お店の熱意を伝える


など、伝え方というのは無限にあります。


どこの誰かも分からない人から商品を買うより、仲の良い、「よく知っている」人から商品を買う時の方が、「信用」できますよね?

たったそれだけで、お客様があなたのお店に来店してくれる、再来店してくれる可能性は飛躍的に上がる、ってことです。


さて、あなたなら、どんな風にして「自分」を売り込みますか(*^_^*)?

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