教育監査の
コラム


VOL.113 2015/10/02

よく行くラーメン屋さん。

歩きで行く時と、車で行く時とがある。

歩きで行くときは、冬でも汗をかく。

後になって気付いたのですが、その店のおばちゃんは、歩きの時は冷たい水を、車の時はあったかいお茶を出してくれた。

何も言ってないのに。





先日のことです。

その日の営業は雨でした。

けっこう降ってるなぁ、とお店の外を見ると、道路を挟んだ駐車場に2つの人影が。

目を凝らしてみると、高校生のカップルが、土砂降りの雨の中、ずぶ濡れになりながらお喋りしていました。


私は、お店の傘を2本持ち、走ってその若いカップルの元へ行きました。

「ちょっとごめんね」

そう声をかけると、2人は驚きながら「はい?」と言い、もしかしたら駐車場でお喋りしていたことを怒られるんじゃないだろうか?っていうような目で私を見ました。

「そんな雨に濡れたら風邪ひくから!この傘さして!もしあれやったら、お店の縁側の所で雨宿りしてもええから!傘も持って帰ったらええからね!」


そう言って、私は2人に傘を渡しました。

若い2人は、「いいんですか・・・?ありがとうございます!ほんとにすみません!」

と言い、傘を受け取り、笑顔で傘をさしました。


この高校生2人も、いずれは大人になる。そんな時、いつかこのお店の事を思い出し、私に会いにきてくれたらいいなぁ。

そんなことを思いながらお店に戻りました。



こんな風に、何でもない事が、きっと未来に繋がっていくんだと、私は思います。

ただ1つ、失敗したかな?と思うのは、傘は1本で良かったかなぁ?と思う事です。

今日も1日よろしくお願いします(*^_^*)!!

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