教育監査の
コラム


VOL.075 2015/08/25

先日、左利きの友人と、とあるお蕎麦屋さんに行きました。

オーダーを終えると、若い女性の店員さんがお箸などを持ってきて、テーブルに並べてくれた。

すると、友人が何だか驚いている。

どうしたの?

そう聞くと、お箸がちゃんと左利き用の向きで置かれていた事に驚いたんだそうだ。

「なんで分かったんですか?」

後で、その店員さんに聞いてみると、こう返ってきた。

「前回そうされていたので・・・」


別の店で、こんな経験をしたことがある。

その日、仲良しの女友達と男友達の3人で、とある居酒屋に行った時のこと。

その日、その男友達が誕生日だったので、「おめでとー!」なんて話を席でしていた。


すると、最後デザートを頼んだ時、男友達のデザートだけ、ロウソク&誕生日メッセージ付きで出てきたのだ。

しかも、頼んだチョコレートのデザートではなく、そのお店にある、色んなデザートを少しづつ、という、特別な盛り合わせになっていた。


店員さんが、私たちの会話を聞いてやってくれたらしい。

でも。

男友達は、サプライズなど、元々好む人ではない。しかも、甘いものはチョコレートしか食べられないのだ。。


善意はとてもありがたかった。が、何とも複雑な心境になった。


「気遣い」「心遣い」が出来る人は素敵です。

でも、「気遣い」「気配り」「目配り」「心配り」って、本当に難しい。

ある人が、こんな事を言っていた。

「気遣いとは、相手に気付かれないことをやること」

確かに、心持ちはこのくらいがいいのかもしれない。

お蕎麦屋さんの彼女の気遣いは、人によっては気付かないかもしれない。


けれど、「気付かれないかもしれない、小さなこと」

それをさりげなくたくさんできる人が、本当の気遣い上手なのかもしれませんね。


今日は天候が悪くなりそうですので、皆さん通勤道中は十分気を付けてくださいね!!

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