教育監査の
コラム


VOL.039 2015/07/20

昔。

当欠者も出た上に、お店はフル満席。

5人で挑む予定が3人に。

1人1人が頭をフル回転させながら動くも、案の定、料理提供は遅れ、「すみませーん!」の嵐。

きっとその時の私は、心に余裕がなく、鬼の形相だったと思います。

「必死さ」が顔に出ていたのでしょうね。

一緒にシフトインしていた社長は、そんな私を見て言いました。

「あのな、俺らが忙しかろうが何だろうが、そんな事はお客さんには関係ない。
どれだけ忙しかろうが、俺らは、忙しさをお客様に伝わるような接客をしたらあかん。考えてみ?
自分がどっか飯食いに言って、汗ダラダラ流して必死の形相の店員が、「お待たせしました!」って料理運んできたらどう思う?
忙しんです、がお客さんに伝わるような店はダメなんだよ。お客さんに気を使わすような店にするな。焦ってる顔をだすな。
その顔をするのはデシャップの中だけにしろ。一歩客席にでたら余裕の表情をするんや」

あぁ。その通りやな、って思いました。

すみません、って、お客様が言いにくくなるような、そんなお店にはしたくない。

その時そう思いました。

それからは、どれだけ忙しくても、心に余裕がなくても、ホールにでたらゆっくり歩き、常に笑顔。

早足で歩いてるような店員さんって、なんだか声も掛けづらくありませんか?


自分、焦ってるな、って思った時は、一度深呼吸し、口角を上にあげてみてください。


今日来てくれたお客様に、最幸の時間を!(*^_^*)

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