教育監査の
コラム


VOL.030 2015/07/11

ランチ営業をしていた頃。

福知山高校の生徒がよく来店してくれる店でした。
お昼になると、学生服をきた生徒もいっぱい。

そんな中で、週に1度はきてくれる女の子がいました。
毎回違う友達を連れて。

その内、その学生と、私たち店員はとっても仲よくなり、
来店してくれる度に何かしらサービスをし、その子もとっても喜んでくれて、それが嬉しいから、
また違う友達を連れてきてくれる。

更には、自分の家族を連れ、ランチだけでなく、夜も来店してくれるようになりました。

いつ来ても、その子は満面の笑みで、きてくれる度、私たちも元気になれる、太陽のような子でした。

高校3年間、その子はずっと店に通ってくれ、卒業式のシーズンになりました。

最後の日まで店にきてくれ、3年間ありがとう、という手紙と、一緒に写真をとってほしい、とのことで、
私は写真を撮りました。

3年間、その子がゆっくりと大人になっていく過程を、ずっと見させていただけたこと、
いつもいつも、「しえちゃんきたよ!」って言って通ってくれたこと、全てが思い出され、涙がでました。

その子は、遠くの大学にいきました。

けれど、毎年毎年毎年、暑中見舞いだったり、年賀状だったりが欠かされることはなく、
あぁ、楽しく大学生活を送っているんだな、って嬉しくなったり。

出会いは「エニシ」だと思っています。

その子と出会えたこと、あの笑顔で元気になれたこと、帰省するたびに会いにきてくれたこと、
心から幸せに思っています。

こんな風に、沢山の人と出会えるこの職業に就けていることに感謝しています。

その子と出会って、あれからもう10年。

15歳だったその子は、今はもう立派な大人。

その当時と何ら変わりない飛び切りの笑顔で、今日も私を元気にしてくれます。

その子の作る意匠POPは、その子の笑顔は、どれもこれも輝いていると思いませんか?


皆さん。今日はなにをしますか?

どんな一日にしますか。
どんな出会いがありますか。


今日という日は、1回しかない。

お客さんも今日しか会わない人もいるはず。

お店にも、一生で1回しか来てくれないお客さんもいるはず。

今日という日を、大切にしよう。
今日の出会いに感謝しよう。

出会いを、ありがたく感じてみよう。

そしてそれを、笑顔で表現してみませんか(*^_^*)

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