教育監査の
コラム


VOL.009 2015/06/20

お疲れ様です!


トラビアータ、というお店がありました。そのお店はビジネスホテルの一階にあり、朝、昼、夜、とお店を開けなければなりませんでした。

ホテルに宿泊されるお客様の、いわゆる「モーニング」という朝ごはんを作らなければならず、お店の開店時間は、朝7時でした。なので、早朝5時半にスタッフは出勤し、朝食の準備をしなければいけませんでした。

その数、ざっと100人分。もちろん宿泊者が少ない日は朝食を食べるお客様も少ないですが、大体平均すると50?100。しかも、モーニングなので、開店と同時に一気にお客様が来店されます。

そして、人件費の事もありますので、スタッフ数は1人。50人以上のお客様に対して、スタッフ1人ですよ?アホです。

そして、そのモーニングに、
来る日も来る日も、朝日が昇る前から、社長は1人で出勤し、朝食の準備をしていました。

時には、夜中から朝まで、硬い床の廊下で、大槻CAと交代で仮眠しながら、100人分のサンドイッチを作ったり。

もちろん暇な時もありました。
朝食2人、とか。

けれど、暇な時でも、社長はバケツに水を入れ、汗を流しながらデッキブラシで床を磨いておられました。
(ダイエットの為もあったかも)

その頃は、すでにスタッフ数も100人近く。

1つの会社の社長が、誰よりも早く起き、汗を流し、誰よりも遅く眠りについていました。

炊飯器1つにおいても、営業終わりにピカピカにして帰っておられました。トイレも、私たちが掃除する前に、自らピカピカにしておられました。

いつも、どんな時も、目の前の、自分にできる100%の力を注いでこられました。もちろん今も。

それを、側で見ていた私、スタッフたちは、おのずとそれをやるようになりました。最初は、社長がやってるから、だったかもしれない。けれどいつしかそれは、当たり前の事として、人が嫌がる事ほど、自らやるようになりました。



無難でなく、夢中でやろう。
無難に仕事をこなしてませんか?
100%出しきって、志事してますか?

ヒマなときほど、できることは多いはず。

息抜きも必要だけど、目の前のお客さんに出会えるのは、一生のうち、この一瞬だけかもしれない。



今日も楽しんでいきましょうヾ(@⌒ー⌒@)ノ!

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